ただの水?違います!

水はいつでも側にあるもの。
でも、なくてはならないものなんです。
私たちは水によって生かされています。

でも水のこととなると、大切なものということは理解していますが、どういう特性を持っているのか?
小学校の理科の授業を思い出してみましょう。

水は液体です。
でも固体にも期待にもなるのが水です。
摂氏0度以下になると水は氷という固体になります。
摂氏100度で沸騰することによって水は気体となります。

不思議ですね。
水は液体にも固体にも気体にもなれるのです。

それに体積がそれぞれに違うという特性を持っています。
水を摂氏0度以下にまで冷やすと、氷になります。

冷凍庫に水を入れておけば勝手に氷になっていますよね。
この時、氷となった水は液体の時と比較すると体積が増えています。
液体の水は分子が流動状態なので分子同士に隙間がありますが、
固体となると分子同士が密接にくっつきあい隙間にある気体を外に放出するため体積が大きくなります。

でも氷の分子自体は隙間が多く分子間にも気泡があるため、氷は水に浮く、という特性を持ちます。
塩水を水に入れると比重が重いので水の下に塩水だけが沈みますよね。
氷は比重が水よりも軽いので氷に浮くのです。

逆に摂氏100度にまで熱を加えると水は沸騰し気体となります。
当たり前のことですが、水の沸点、これは他の化合物と比較すると非常に高いのです。

水も水素化合物ですが、その他の水素化合物の場合、摂氏0度以下で沸騰するという性質を持っています。
水は沸点が異常に高いので、液体として地球に存在していますが、
その他の水素化合物の場合、0度以下で沸点を迎えてしまうため、液体になれず気体として存在します。
まさしく水というのは奇跡の水素化合物なんですね。

また水というのは地域によって様々な特性を持っていますよね。
溶け込む養分がそれぞれ違います。
これは水がもつ溶解力の強さがあるからこそです。

溶解力というのはものを溶かす力ですが、この力がとても強いことがそれぞれの地域によって違う成分の水を作り出しています。
その地域の養分を水が溶解力によって溶かし込むことができるから、様々な味、成分の水ができる、ということなのです。

水がこうした様々な特性を持っていなければ、私たち人間はこの地球に生まれ出ることができなかったかもしれません。
今現在も、この水の特性があるからこそ、生きていけるのです。