何故水が身体に良いのか

ジュースなんて飲まないで水を飲みなさい!!なんて幼い頃によく言われたものです。

今は冷蔵庫を開ければジュースがある時代。
味のない水を飲むよりも、ジュースや炭酸飲料を飲むほうがいい・・・というお子さんも少なくないはず。
でも、水を飲むということは命の糧になるほかにも、体にいい要素がたくさんあるんです。

働き始めると、水分補給って意識しなくなります。
学生の頃には体育の授業があれば喉が渇きますし、部活でもたくさんの水を補給します。
気がつかないうちに、水をかなり飲んでいるのです。

でも、特にデスクワークなどの業務をこなす方は、「水を飲まなくちゃ」と意識しないと割と水って飲んでいないんです。
気がつくと、食事の中では水分が補給されていても、水分として飲む量といったら500mlも飲んでいない・・・なんていう人も少なくはずです。

水分補給はとても重要なことで、例えば血液にしても90%が水分です。
ですから、水分を補給しないでいると血液中の水分が少なくなり、いわゆるドロドロ血液になります。
こうなると血管壁に血液成分が付着してしまったりして血管自体が異常をきたしてしまうこともあります。
そして、ドロドロ血液が心臓に負担をかけ心臓疾患の元になってしまうこともあります。

また疲労感が多くなるということもあるのですよ。
人の体は60%が水分です。
水分量が体内から失われ補給されずにいると、知らず知らずのうちに軽い脱水症状となっています。
体重の1%から2%暗いという軽い脱水でも、実は体力がかなり低下し、疲労感が強くなるのです。

「ああ、喉が渇いたなー」と軽く言っていますが、人が水分を水から欲するという状態はすでに脱水となっている証拠。
脱水はほうっておくと疲労どころか筋力の低下、めまい、注意力の低下などを引き起こします。
この脱水状態が継続すると頭痛が起きます。

なんとなく頭が重い・・・なんて感じたら、水飲んでる?と問いかけてみてください。
きっと飲んでいないはずです。

よくアルコールをたくさん飲んだから水分補給できているなんてとんでもないことを言う方がいます。
ですが、アルコールは体内水分を、アルコール分解によって消費しますので水分枯渇状態になります。

飲んで睡眠をとると夜中に水がほしいと思って目が覚めますが、これこそ脱水状態です。
睡眠時間中に脳が体を起こしてまで水分をほしがっている状態と考えると、かなりの水分不足状態です。

水分を取ることは体液をクリーンにすること。
つまり、肌にも影響があります。
水分をしっかり取ることで消化を助け老廃物がしっかり排出されます。
老廃物が血液中に少なくなれば皮膚に非不要な栄養素がしっかり流れ、健康な肌になるのです。

脱水予防、便秘解消、毒素排出、美肌効果・・・水分が体にいいということはこういうことなのです。