水が便秘に効く!?

古くから日本で食べられてきた和食。
野菜中心で特に根菜類の煮物や昆布など食物背印に豊かな食事だったため、便秘も少なく、太る心配のない食事内容だったと思います。

でも今は日本の食事はかなり欧米化されていて、脂質や糖質の多い食事内容です。
食物繊維やミネラルが少ない現代の日本人の食事では生活習慣病を呼び、便秘になる方が非常に多くなっています。

食物繊維が多い食事を取ればいい、というだけではないですよ。
だって食物繊維の多い食事をしても、老廃物、つまり便として出る量、かさが多くなっても、
便を適度な過多さにするための水分が必要となるのです。
水分、水の摂取も、便秘改善に欠かせないポイントなんです。

現代人は野菜不足と共に、実は水分不足なんです。
喉が渇いたなーと感じる時にはすでに軽い脱水状態となっているのですが、
忙しさにかまけて気がついたら何時間も水分を摂取していなかった・・・なんていうこと、皆さんあるんじゃないでしょうか。

体内の水分が足りないという状態になると、もちろん便も水分不足となり硬くなります。
そうなるともちろん、便を出しにくい・・・という状態になるのです。

また、体内の水分が足りないということは、腸に必要な水分が足りないということにもなります。
実は腸で栄養を吸収したり便を排出するための移動に必要な蠕動運動は、水分の刺激が欠かせないのです。
水分が腸にしっかりいきわたることによって蠕動運動に刺激が与えられ、排便を促すという働きも持っているのです。

特に、ミネラル分の多い硬水は、腸の蠕動運動を積極的に刺激してくれるといわれています。
ですので、硬度の高い水を飲むということが、便秘改善につながると考えられています。

慢性的な便秘になっている方は、水をたくさんとってもなかなか効果が現れてにくいと思います。
ですが、継続的にしっかり水分を補給することによって、少しずつ腸への働きかけが強くなり、便秘改善に結びついてくると思います。
便秘の方、積極的に野菜と水分を摂取しましょう!